サッカー批評の川本梅花の連載について
サッカー批評は3ヵ月ごとに発売されますが、9月発行の36号から「川本梅花のサッカー読本」という新しい連載が始まりました。
これは、サッカーライターによって書かれた本を批評するというもので、その第1回として金子達仁の『28年目のハーフタイム』と『敗因と』(戸塚啓、木崎伸也との共著)の2冊が取り上げられました。
また、今月発行された37号では、木村元彦の『オシムの言葉』とイビシャ・オシム『日本人よ!』が取り上げられています。
サッカーライターがサッカーライターの書いた本を批評するというのは(厳密には『日本人!』はライター本ではないかもしれませんが)、同業者相互褒め合い運動の一環にならなければ、なかなか興味深いものです。
幸い、第1回で取り上げた金子達仁については、そうした仲間褒めにはなっておらず安心したのですが、今号で取り上げている木村元彦については、金子に対するような冷徹な視線では書かれていませんでした。
川本梅花がそれだけ木村元彦の仕事を認めているということなのか、それとも、以前、後藤健生が述べていたように、金子達仁はもう別の世界に行ってしまった人間だから冷徹に眺めることができたのか、とても気になります。
いずれにしても、批評者としての川本梅花のスタンスは、今後の連載で明らかになってくるでしょうが、第1回を読んだ時の期待を裏切るようなことのないよう願っています。
しかし、最近このブログで木村元彦について触れると、どうも私が否定的な考えを持っているような文章になってしまいますね。
決してそんなことはないんですが、それについては、機会があれば書いてみようと思います。
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